あらすじ。

淡々と、自分の腎細胞癌と抑うつ、その治療の記録をしています。
2009年10月に腎細胞癌+多発肺転移が発覚し、抗がん剤をとっかえひっかえして治療をしています。現在は縦隔リンパ節にも転移、あと胸膜播種と腎門リンパ節転移の疑いもあります。とりあえず使える治療薬がなくなり、経過観察中。

これまでのざっくりとした経緯は以下の通りです。

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結局2週間入院していた。

1週間の予定が、結局2週間入院していました。

胸水の処置は管を入れて胸水を抜く〜抜いた跡に薬を入れる、ので1週間足らずで終わったのですが。
SPO2(血中酸素飽和度)が低いというので、鼻から酸素を吸入していました。検査とか売店に行ったりする時には酸素ボンベを持ち歩いて。酸素がないと少し歩こうとしただけで息切れしてしまいます。で、家でも酸素の吸入が必要になる、というので、その手配待ちで1週間余分に病院に居ることになったのでした。鼻に酸素吸入の管をつけてひたすらぼぉっとしていた感じです。

で、今日酸素ボンベを持って退院〜帰宅したのですが、あと酸素吸入の機械がやってきました。空気中の酸素を濃縮する機械だそうです。

胸水が出ていた。

8月2日に一度診察があったのですが、肺の調子が次第に悪くなり、咳はそれほどでもないのですが、息切れはひどくなって普通に歩くのもちょっとしんどくなっていました。

今日病院で胸部X線、採血、診察でした。

  • 診察前にSPO2(血中酸素飽和度)を測ったら80%前後、と異様に低い値になっていました。
  • 胸部X線の結果、右肺に胸水が出ていて、かなりの部分が白くなっている。
  • 採血の結果は詳しく見てないが、CRP、白血球の値が高くなっている。また、カルシウムが高値。

で、応急処置的に胸水の一部を抜いてもらいました。ベッドに腰掛けた状態で、右胸の横にまず麻酔注射を打って、肺の中に針を刺して、そうすると黄色というか、赤みがかった胸水が自然に落ちてくるのですね。そのままで2時間くらいいて、1300ml位抜けたそうです。

あと、カルシウムが高値になっている対処、という事で胸水を抜いている間に「ゾメタ」という薬の点滴がありました。

で、胸水の処置のために明日から入院することになりました。

トーリセル打ち切り。

咳が出たり、軽く息切れしたり、で相変わらず肺の調子は今ひとつです。

病院で胸部X線を撮りましたが、前回に比べて全体的に肺転移の影が濃くなっているようです。で、トーリセルの効き目は無くなっている、という事で先週の24回目を持って打ち切り、という事になりました。

とりあえず、使える抗がん剤は全部使ってしまった事になります。ネクサバール、アフィニトールなど以前使った薬を再び使って新しい薬(アキシチニブ)が使用可能になるまでつないでみる、あるいは(別のがん専門病院に行って)臨床試験がないか話を聞いてみる、という選択肢も提示されましたが、とりあえずは何もせず、症状の緩和のみを選択しました。

咳、息切れについて、リン酸コデイン錠 5mg(1日4回、毎食後+就寝前に1錠)を服用することになりました。副作用で便秘があるので、併せてマグラックス錠 250mg(1日3回、毎食後)も。

新薬のこと。(トーリセル 点滴24回目)

ここ数日、咳が多めに出て夜眠れなかったり、階段を上った時などに軽く息切れたり、で肺の調子は今ひとつです。

今日は採血、採尿と診察、トーリセル点滴(24回目)でした。

採血の結果は4週間前との比較。

  • 中性脂肪 290 → 288/H、総コレステロール 264 → 252/H とほぼ変わらず。
  • AST 13 → 10/L、アミラーゼ 47 → 38/L
  • カルシウム 10.4 → 10.4/H、無機リン 3.0 → 2.5/H
  • ヘモグロビン 12.6 → 12.8/L、赤血球 483万 → 495万
  • 白血球 12,000 → 7,100、血小板 21万 → 23.5万、CRP 0.0 → 0.9/+
  • クレアチニン 1.2 → 1.2/H、尿素窒素 17 → 12、尿酸 3.4 → 3.9

腎細胞がんの新しい分子標的治療薬(アキシチニブ)が国内で製造販売の承認が出たそうです。で、実際に使えるようになるのは9〜10月辺りだろう、と。

ステロイドプレドニゾロン)は5mg×1日1錠で服用継続。

トーリセル 点滴23回目。

毎週木曜日にトーリセルの点滴をしているのですが、今週は水曜日です。明日担当医の外来が休診になるので、今週は腫瘍内科の別の先生に診てもらう事になりました。まぁどこの病院でもそうだと思いますが、医師の診察で体調の確認をした上で抗がん剤点滴の許可というか指示を出す、という仕組みになっているのですね。そういえば、インフルエンザの予防接種をしてもらうのも医師の診察を受けて注射の指示を出してもらう、という流れだった気がします。

軽い咳と呼吸が途中でつっかかる感じは相変わらず続いています。

トーリセル 点滴22回目。

診察とトーリセル点滴(22回目)。軽い咳と、あと呼吸が途中でつっかかる感じがあります。

ステロイドプレドニゾロン 5mgを1日7錠服用していたのを、この1週間は5錠×4日〜3錠×3日、と減らして服用したのですが、さらに2錠×6日〜1錠×8日、と減らすスケジュールになっています。あと、感染症防止で服用していたバクタ配合錠はおしまい。