ネクサバールの副作用など。

現在、肺転移の進行を抑える目的でネクサバールという薬を服用しています。薬自体については製薬会社によるサイト、添付文書など見ていただくとして・・・

入院していた時に、大部屋のどっかからネクサバールがどうたら、という声が漏れ聞こえて来たのを覚えていて、ネクサバールを始める時には副作用の様子を見るため入院するもんだと思っていました。しかし、自分の場合は、いきなり外来での投薬からスタート。ただし、担当医に「副作用が心配なら入院して様子を見てもよいが?」と一応聞かれましたが。

で、通常の用量(1日2回=朝夕食後、1回に2錠)でスタートしましたが、自分の場合、こんな感じに副作用が出ました:
・2、3日目から声が掠れるようになった。
・血圧は120/80程度だったのが、上は150、下は95位まで上がることがあった。
・程度は軽いが頭痛、頭のだるさを感じるようになった。
・7日目位に指先にしもやけのような感じが出た。また、爪の先の方にごく小さいが赤黒い斑点(出血らしい)が出現。
・10日目、手の親指〜中指の腹が赤く腫れて痛むようになり、ペン、箸などを持つのがつらくなった。また、両足の踵、小指の付け根辺りも晴れて荷重がかかると痛く、歩きにくくなった。
・11日目、手指、足裏の痛みが増した。また、腕、脚にむず痒さを感じ、発疹(じんましんのような赤いぼちぼち)が出た。担当医に相談し、一旦休薬。

・手足症候群は(手指、足裏)は休薬して2、3日で赤み、痛みは治まった。跡地は水疱〜その後皮膚が堅くなってめくれる。
・発疹は背中にも広がりましたが休薬で改善。しかし、跡が2週間位残った。
・声の掠れは休薬するとすぐに元の声に戻った。

副作用は1週間位でほぼ治まったのですが、GWが入ったので結局2週間の休薬になり、1段階減薬(1日1回、朝食後に2錠)して服用を再開。副作用は:
・再開した日に悪寒、発熱(38.5℃)。あと発疹の跡がまた赤くなったり。解熱鎮痛剤を飲んで一晩で改善し、その後発熱はない。
・再開してすぐに声がまた掠れた。程度はわずかに軽くなりつつも続いている。
・血圧は120/80程度で安定。
・頭痛、だるさは減薬前とほぼ変わらず感じる。
・手足症候群は、手指、足裏ともに軽く赤みが出たり弱いひりひり感があったり、あと皮がベロベロめくれたり(落屑)はするものの、減薬でかなり軽くなった。
・脱毛、という程ではないが、でも脱け毛は少しある。あと、髪の伸び方が遅いような気がしたり、髪質が変わった、というか変なクセがついている。

・再開して2週、4週後に血液検査をしたが、膵臓、肝臓、甲状腺などに関連した、副作用と思しき検査値の異常は出ていない。4週後の検査で血小板が正常範囲よりわずかに低く出たが、副作用かは不明。

減薬の上再開してから6週間経ちますが、今のところ副作用は軽く済んでいて、まぁまぁ普通に生活出来ています。で、(副ではない)作用は7月頭にCTを撮って判定することになっています。臨床試験だと休薬、減薬があっても効果(無増悪生存期間)は変わらないらしいのですが、さてはて。