振り返り2

2009年10月:
インターフェロンα(INF-α)を用いた免疫療法を行う事になった。日々自分で注射を打っていくので、注射の打ち方練習、および副作用の観察のために6日間の入院。1日1回注射(初日は看護師が説明しながら、2日目以降は看護師に付いてもらって自分で)を打って、起きている間は1時間ごとに自分で体温を測ってグラフに記入、あとは好きにしてなさい、という生まれて始めての入院生活だった。

副作用はいろいろなものがあって、詳しくはこちらでも
自分の場合、

☆発熱:最初は注射を打って3時間くらいすると38.5℃位まで上がって口の中まで熱かったりしましたが、1週間くらいで体が慣れて発熱は出なくなりました。
☆血液検査:最初は白血球、血小板の低下がありましたが、すぐに少なくとも正常範囲には戻りました。
☆頭痛:頭がぼぉっとしたり、軽い頭痛が続きました。腎臓がんからの出血で貧血になっていたので、INF-αの副作用かは実ははっきりしません。
といった程度で、副作用はかなり軽く済んだように思います。

2009年11月:
・血液検査&診察が1回あっただけで、毎日INF-αの注射を打つ以外はほぼ普通に生活。

2009年12月:
・血液検査の結果、ヘモグロビンが8.8 g/dlと急激に落ちており、血清鉄も19と異様に低い。腎臓がんからの出血が原因で貧血が進んでいると考えられる。とりあえず鉄剤(フェロミア)を服用して様子を見るが、場合によっては輸血をするそうで同意書を取られる。あと、出血を止めるための腎臓摘出手術を示唆される。

・2週間後のくそ年末、鉄剤でブレーキはかかった、とは言えヘモグロビンは下げ止まらない。輸血はしないで済んだが、腎臓摘出か動脈塞栓を提案される。(手術が可能なら)摘出を希望し、とりあえず1月の手術を仮予約。
手術可否を判断するたま、1月半ばに予定していたCTを前倒しで撮影。あと、心電図、肺機能検査を実施。

2010年1月:
・昨年末のCTの結果、多発肺転移の中で大きくなったモノもあるが、あとは影が薄くなったり縮小が認められたり。一応(悪化を食い止める、という程度には)INF-αの効果が出ている。
その他の検査結果も含めて腎臓摘出手術の実施可能、という事で手術日、入院日を固めて予約。追加で、腹部の造影CTを撮影。